エントロピー変化を求める
エントロピー変化についてまだ書いていなかったので、簡単にまとめたいと思います
結論から言うと
で計算できるのですが、導出までちゃんと書こうと思うと少し詰まってしまいました
僕が苦手な可逆過程、不可逆過程について理解しなければならないようです
まずClaudiusの定義によれば、エントロピー変化は
で表されますが、ここで添字revが付いているのは、エントロピー変化がわかるのは可逆過程においてのみだからです
それでは可逆過程とは何でしょうか
- 可逆過程
無限にゆっくり熱が加えられ、温度の変化がないので仕事となります
系のエントロピー変化は、外界のエントロピー変化はとなり和は0です
- 不可逆過程
状態Aから状態Bへの変化に対し任意の熱量が発生します
不可逆過程では系のエントロピー変化はですが外界のエントロピー変化はとなり、和をとると全体のエントロピー変化>0となってしまいます
ここで自由エネルギーとこれらの対応について考えます
つまり可逆過程では
不可逆過程では
可逆過程を想定すると、
すなわちとなり
上で書いた
が導かれることになります